薬剤部
概要案内
私たち薬剤部では、安全・安心な医療を提供し続けることを使命として日々業務に取り組んでいます。
さらに、薬の専門家として他の医療従事者と協働し、医療チームの一員として患者さんにより良い医療を提供するべく自己研鑽を重ねております。
結果として患者さんのためになるべく、最良の医療を提供することを目標として日々の業務に取り組んでおります。
スタッフ
薬剤師 | 10名(うち非常勤1名、時短勤務1名) |
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事務補佐員 | 2名 |
2022年6月1日現在
施設・機関
「薬学生実務実習受入施設」
実習生受け入れ実績
・2019年度(新コアカリキュラム)薬学5年生1名
・2020年度(新コアカリキュラム)薬学5年生1名
「昭和大学 学外研修医療機関」
業務紹介
調製
処方
処方せん業務では入院患者さん及び一部の外来患者さんの薬(錠剤、散剤、外用剤など)の調製を行なっています。当院ではオーダリングシステムを導入しており、監査支援システム、錠剤自動分包機、自動薬袋作成システムなどとも連動し、安全で効率的な調剤を行なっています。薬剤師は処方内容に対して薬の用法・用量チェック、相互作用の確認、同種同効薬重複投与の確認などを行い、疑問点や問題点がある場合は必ず医師に確認し、患者さんに適切な薬物療法が行われる様サポートをしています。
注射
注射せん業務では、入院患者さんに処方された注射薬を、1日分ずつセットして病棟へ供給します。薬剤師は用法・用量チェック、相互作用の確認、配合変化の確認、同種同効薬重複投与の確認などを行い、疑問点や問題点がある場合は必ず医師に確認し、患者さんに適切な薬物療法が行われる様サポートをしています。
製剤
治療にあたり、市販されている医薬品では対応できない場合に院内で調製された「院内製剤」を用いる場合があります。院内製剤の使用にあたっては、化学的・倫理的妥当性を十分に吟味し、患者への説明・文書による同意を得すことが必要となります。無菌操作法が必要な場合には薬剤部の無菌室に設置されたクリーンベンチ内で調製を行います。
高カロリー輸液の無菌調製
中心静脈から投与される高カロリー輸液の混注については、細菌混入や配合変化に対して細心の注意を払い、薬剤部の無菌室内に設置されたクリーンベンチ内で行います
抗がん剤の無菌調製
抗がん剤の多くはその薬理作用や毒性から調製時に、調製を行う医療従事者側に悪影響を及ぼす場合があるため、薬剤部内の無菌室に設置された、無菌性と調製者の安全性が担保される安全キャビネット内で抗がん剤の調製を行います。調製の際には1回投与量チェックや秤取した量のダブルチェックなど行い、より正確な調剤を行なっています。
医薬品情報管理
患者さんが有効かつ安全な治療を行える様に医薬品に関する様々な情報を収集・評価・整理して提供しています。医師・コメディカルからの医薬品に関する質問にも迅速・正確に回答する様にしています。具体的には下記の様な業務を行なっています。
1 | 医薬品に関する情報収集・評価・提供 |
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2 | 質疑応答への対応及び経過転帰に対する情報収集・評価 |
3 | 副作用情報収集・報告 |
4 | 市販直後調査の依頼・情報収集 |
5 | 薬事委員会の資料作成・開催 |
薬剤管理指導
当院ではすべての病棟に病棟薬剤師が配置されており、入院された患者さんが有効・安全に薬物治療を行える様、医師や看護師など他職種と協働してチーム医療に参画しています。入院時に持参された薬剤の内容確認、自宅での管理状況や服薬状況の確認、副作用歴やアレルギー歴を聴取して、入院後の服薬継続の必要性を評価します。入院中は服薬説明、薬物治療の効果判定や副作用の有無などの確認をします。退院時は退院処方の説明、自宅での管理方法、飲み忘れ時の対応、他院にかかる時の対応などを説明します。
その他
薬物血中濃度解析
薬剤によっては有効血中濃度域が狭く、有害作用が出やすい中毒域に達しやすいものがあり、薬物血中濃度をモニターして厳密な投与設計を行う必要があります。当院では抗MRSA薬は全てシミュレーションを行い目標血中濃度の設定、それに対する投与量・投与間隔を医師に提案します。その後血中濃度測定結果をもとに評価、必要に応じて再投与設計を行います。
医薬品管理
リスクマネジメント及び薬剤購入費抑制の観点から、適正な品目数・在庫数を管理するために毎月一回薬事委員会を開き院内採用薬、削除薬の決定を行なっています。年2回医療用医薬品の棚卸し業務を行い、在庫金額・使用数量・使用期限の確認などを行なっています。
チーム医療への参画
院内感染対策チーム(ICT)
糖尿病チーム
褥瘡回診
など